「私って甲高幅広なのかな?」と思ったこと、ありませんか?靴を選ぶときに「なんだか小指が当たる」「甲の部分が擦れて痛くなってくる」なんて経験があると、気になりますよね。

足の長さに合わせたら縦も横もパンパン…ってことがよくあります。
実は“甲高幅広”にはきちんとした測り方や目安があるんです。この記事では、足のサイズを自宅でカンタンに正しく測る方法と、私自身が実際に測ってみた結果をご紹介します。読み終わるころには、自分の足の特徴がわかって靴選びがぐっと楽になるはずですよ!
甲高幅広ってどういう意味?

まずは基本から説明をしますね。甲高幅広とは、文字どおり「足の甲が高め」で「横幅も広め」の足のこと。
具体的には、
- 甲高 … 足の甲(足首の少し下の盛り上がった部分)が高いため、靴の上部に当たりやすい
- 幅広 … 足の横幅が広く、親指や小指の付け根が靴に当たりやすい
といったことに悩まされます。
日本人の足は欧米人に比べて幅広で甲高傾向があるそう。そのため「標準サイズの靴だとなんだか窮屈…」という人が多いのです。
どのくらいからが“幅広”?
実は“甲高幅広”に明確な医学的定義はありません。けれど、靴業界では ワイズ(足囲) という基準で幅を表しています。ワイズはアルファベットで表記され、狭い順から A → B → C → D → E → 2E → 3E → 4E… と増えていきます。
- 女性の標準:D〜E
- 男性の標準:E〜2E
つまり、
- 女性は 2E以上
- 男性は 3E以上
あたりから「幅広」と呼ばれることが多いです。これを知っておくと、自分の足幅がどのくらいなのか判断しやすくなります。

ワイズDっていうのがあるのを最近知りました…。細い!羨ましい!
自宅でできる!足のサイズ測定方法

靴屋さんで測ってもらうのが一番ですが、自宅でも簡単にできます。必要なのは 紙・ペン・定規(またはメジャー) だけ。5分もあれば測定できるので、ぜひ一緒にやってみてください!手順は次の通りです。
① 足長(足の長さ)を測る

- 壁にかかとをつけて紙の上に立つ。
- かかとから一番長い指(親指か人差し指)までを印をつけて測る。
→ 靴の基本サイズになります。

片足ずつ壁につけて測ってね!
② 足幅(足の横幅)を測る
- 足を紙に置いたまま、親指の付け根の骨の出っ張りと、小指の付け根の骨の出っ張りを確認。
- その2点を結んだ長さを測る。
→ 足の横幅がわかります。
③ 足囲(ワイズ)を測る

- メジャーを使って、親指と小指の付け根をぐるっと一周。
- この長さが「足囲」で、ワイズの基準になります。

足を浮かせちゃうと正しく測れないよ!しっかり地面に足をつけてね!
④JISサイズ表で見比べる
足長・足幅・足囲が測れたら、JISのサイズ表で自分のサイズがどれくらいなのかを確認しましょう。ここでは、楽天のJIS規格のサイズ表を載せておきます。
⑤ 甲の高さを確認する(参考)
甲の高さは規格化されていないため、数値ではなく感覚的に判断することが多いです。靴を履いてみて「甲部分がきつい」「足長はジャストサイズだけど靴紐が短い」と感じる場合、甲高の可能性大です。
実際に測ってみた!(足長21.2cm・足囲22.0cm)

ここで私自身の足を測ってみました。
- 足長(かかと〜指先):21.2cm
- 足囲(親指と小指の付け根一周):22.0cm(220mm)
この数値を JIS のワイズ表に当てはめてみると、21cm前後の標準値はこんな感じ。
ワイズ | 足囲の目安(21cm前後) |
---|---|
D | 約200mm |
E | 約206mm |
2E | 約212mm |
3E | 約218mm |
4E | 約224mm |
→ 私の 220mm は 3E〜4Eの間 にあたります。つまり、やっぱり幅広寄り!
実際、普通の「E」サイズの靴だと小指が当たって痛くなることが多いのも納得です。逆に、ワイド設計の靴や3E表記のものだと快適に履けています。

Eだと甲もパンパンだから、私は幅広+甲高だと思う!
ちなみに、今愛用しているのはニューバランス880。ニューバランスは2E表記が幅広向けなので、小指も痛くならなず甲も余裕があり履きやすいです。
幅広さんの靴の選びかた
自分の足が「幅広」だと分かれば、靴選びもぐっとラクになります。
例えば、
- パンプスやローファーを選ぶとき → ワイド設計(3E以上)を狙う。
- スニーカーを選ぶとき → 「ワイド」「幅広対応」の表記をチェック。
- ネットで買うとき → サイズ表に「ワイズ」の記載があるか確認。
また、ブランドによっては同じ23cmでも作りが細め・広めで全然違うので、レビューを参考にすると失敗しにくいです。

私は店舗で試着できるものはして、ネットでおトクな日に買っちゃう!
歳を重ねるごとに、アーチが崩れてより幅広になることもあるので、定期的にサイズの見直しをしましょう。
測定して自分が幅広なのかを知ろう
甲高幅広かどうかは、なんとなくの感覚だけでなく「足長」「足囲」を測ることで客観的に確認できます。私の場合は 足長21.2cm・足囲22cm → 3E〜4E と判明しました。これを知ってからは「Eサイズで窮屈なのは当たり前だったんだ」と納得でき、靴選びのストレスが減りました。
みなさんも一度、ご自身の足を測ってみてください。数字で確認できると、自分にぴったりの靴を探しやすくなりますよ。